スリムでスタイリッシュな高性能AIノートPC「DELL XPS 13 Snapdragon」をレビュー。
オンデバイスAIを搭載した、初のCopilot+XPSは、これまで以上にパワフルな動作でマルチタスクもらくらく行えます。
これまで、DELL製品は4K「S2725QC」やFHD「S2425H」モニターを利用しており、今回が初めてとなるノートPC。Windowsユーザーであれば間違いなく欲しい一台だと感じました。
本記事では、XPS 13を1ヶ月使ってみた使用感から、メリット・デメリットまで詳しく紹介していきます。
XPS 13 Snapdragon

総合評価
メリット
- コンパクトで持ち運びやすい
- 鮮やかな有機ELディスプレイを搭載
- 最大120Hzの滑らかさ
- タッチパッドに対応
- AIを使いたい時に使える
デメリット
- 音質はいまいち
- 価格が高い
- 『YOHAKU』運営者
- ガジェットレビューサイト
- 千葉県在住の30代
- 余白のあるシンプルな生活
DELL XPS 13 Snapdragonの特徴

XPS 13は、XPS史上最薄最軽量のボディに12コアのSnapdragon® X Eliteを搭載しており、重たい動作も難なくこなせ最大のパフォーマンスを発揮します。

最先端のAI技術により、初のCopilot+ XPSによってマルチに活躍できるため、これまでの作業効率を大幅に超えるパワフルな仕様に。

また、バッテリー持ちもシリーズで最も長く、最大27時間の稼働が可能。オンラインでの仕事から動画視聴まで幅広く活用できます。
XPS 13のスペック
プロセッサ | Snapdragon® X Elite X1E-80-100(12コア、最大3.4GHz、デュアルコアブースト最大4.0GHz) |
NPU / AI性能 | NPU 最大 45 TOPS |
メモリ | 16GB / 32GB / 64GB LPDDR5X(オンボード) |
ストレージ | PCIe NVMe SSD:512GB / 1TB / 2TB / 4TB |
ディスプレイ | 13.4インチ - FHD+ / QHD+ または OLED タッチ / 非タッチ 可変リフレッシュレート 30-120Hz 輝度 500nit(通常構成) |
グラフィックス | Qualcomm Adreno GPU |
バッテリー | 55 Wh 統合バッテリー |
最大駆動時間 | 約27時間 |
ポート / 入出力 | 2 × USB-C(USB4 / DisplayPort / Power Delivery 対応)60W ACアダプター |
重量 | 約1.17 kg(OLED 構成時) 約1.19 kg(FHD/QHD 構成時) |
寸法 | 幅295.3mm×奥行199.1mm×高さ4.8mm(OLED時) / 15.3 mm(FHD+/QHD時) |
キーボード / タッチパッド | バックライト付きキーボード / ハプティック式ガラスタッチパッド |
カメラ / マイク | FHD 1080p Webカメラ / 2マイクロフォンアレイ |
通信 / 無線 | Wi-Fi 7 (Qualcomm FastConnect 7800) + Bluetooth 5.4 |
OS | Windows 11 Home / Pro |
外観デザイン

今回はブラックをレビューしていきます。スタイリッシュさが際立つマット仕上げは肌触り良好。

底面には上下2箇所の滑り止めがあり、タイピング時に安定します。

キーボードはフラット仕様のため、心地よいタイピングが可能。入力ミスも少なく非常に押しやすいです。


ガラス製のタッチパッドのため、やさしい触り心地でスムーズに動作します。


左右には2箇所のUSB-Cポートを搭載。


ディスプレイの角度もこのように幅広く対応しています。

薄くて軽いコンパクトPCを一台は持っておきたいですね!
DELL XPS 13 Snapdragonのメリットをレビュー
DELL XPS 13 Snapdragonのメリット、使用感をレビューしていきます。
コンパクトで持ち運びやすい


重さ約1.17kg(有機ELモデル)と、とにかく軽くてコンパクトさが魅力です。
外観はスタイリッシュであり、使っていて無駄のないデザインに魅了されます。


省スペースのデスク環境であっても十分に広げられるので、どこにいても作業できる点がポイント。



外出先に持っていきたいノートPCです。
有機ELディスプレイが鮮やかで見やすい


Dolby Visionにより、色彩が鮮やかで画面が見やすいです。細かな文字まではっきりと映し出し、色味も個人的に好みでした。
シャープさとコントラストのバランスがよく、長時間の使用でも快適に作業できるので、在宅ワークもはかどります。
最大120Hzの滑らかな操作が可能


XPS 13は最大120Hzの可変リフレッシュレートに対応。
ゲームや動画視聴も滑らかで、カーソル移動やスクロールで快適に操作できます。


また、静止画像を表示する際のバッテリー持続にも貢献。
タッチパッドに対応


本製品はタッチディスプレイにも対応しており、資料の共有や会議などでも重要部分にカーソルを合わせなくても手でピンポイントに操作可能。


タッチ精度も高く、高速に反応するのでミスもなく快適にあつかえます。
タブレットのような使い方もできるので、あらゆる場面で活用できるのもメリットですね。
いつでもCopilot+を活用できる


AI搭載のノートPCであり、Copilot+ボタン(パーソナルAIアシスタント)を押せばいつどこにいてもAIを立ち上げることが可能。


資料をまとめたり、必要なことを調べたり、画像生成まで、ボタンひとつで生産性を上げることができます。


最新AI搭載のノートPCを使いたい人にとってXPS 13が理想です。
DELL XPS 13 Snapdragonの気になる点
DELL XPS 13 Snapdragonを約1ヶ月使って気になった点は以下です。
音質はいまいち


Dolby Atmosと8Wクワッドスピーカーを搭載しており、性能としては十分ですが、音の弱さが目立ちました。
PC本体のスピーカーは音が若干割れている感覚があり、メインでYouTubeなどで動画を流したり、音楽をメインで聴きたい場合はおすすめできません。
普段から音質にこだわる人にとっては少し物足りないかもしれませんが、リモート会議や作業BGM用途なら十分です。
価格が高い


コンパクトPCにしては約20万円弱と、価格がやや高めな印象があります。
これはMacBook Airより高いため、Apple製品を使っている人にとってはサブ機になりそうな予感があります。
しかし、普段からWindows PCに慣れていたり、Officeを使っている人であれば十分な選択肢になります。



最近ではパソコンよりスマホの方が高い時代ですので、そう考えるとそこまでの値段ではないのかもしれません。
こんな人におすすめのノートパソコン


- コンパクトで高性能なPCが欲しい
- バッテリー持ちがいいノートPCが欲しい
- 薄くてスタイリッシュなPCを使いたい
- AIを手軽に使ってみたい
- メインで使い倒したい
- サブPCとして活用したい
XPS 13はコンパクトで高性能が売りであり、外出先での作業やAIを活用したい場面に役立つノートPCです。
- 高性能で軽くて携帯性抜群
- 憧れのXPSにたどり着いた
- 処理速度が速くて使いやすい
- これまでのIntel CPUと全然違う
- バッテリー持ちが素晴らしい
まとめ|DELL XPS 13 Snapdragonをレビュー
DELL XPS 13 Snapdragonをレビューしました。
メリット | デメリット |
- コンパクトで持ち運びやすい
- 鮮やかな有機ELディスプレイを搭載
- 最大120Hzの滑らかさ
- タッチパッドに対応
- AIを使いたい時に使える
- 音質はいまいち
- 価格が高い
Snapdragon® X Eliteによる高い処理性能と、最大27時間のバッテリー駆動で一日中快適に使えます。
仕事にも学習にも、AIを使って生産性を上げたい人に最適な一台となるでしょう。
軽くて高性能なWindowsノートを探しているなら、XPS 13 Snapdragonは間違いなく買いの選択肢です。