モバイルバッテリーを選ぶとき、バッテリー容量やMagSafe対応、ケーブル付き、充電速度など、利便性の部分が特に見られるところ。
そして気になるのが「安全性」。NITEによると、2021〜2025年の5年間でリチウムイオン電池を搭載した製品の事故は2,140件発生しており、その中でもモバイルバッテリーが最多となっています。
カバンの中に入れて持ち歩いたり、飛行機へ持ち込んだりするものだからこそ、安全性は意識したいところ。落下などの衝撃による内部損傷も気になりますよね。
今回、実際に私も使っている安全性を重視したモバイルバッテリーとして、「UGREEN Nexode Wavy 45W」と「TORRAS MiniMag Pro」を比較していきます。
どちらも釘刺し試験をクリアするなど、発火や発熱のリスクを抑えるための安全設計を採用しています。実機を使いながら、それぞれの違いや特徴についてみていきましょう。
安全性重視のモバイルバッテリー2選を比較
どちらも安全性が高い製品ですが、それぞれの違いについてまとめてみました。
![]() UGREEN Nexode Wavy 45W | ![]() TORRAS MiniMag Pro | |
|---|---|---|
| バッテリー容量 | 10,000mAh | 10,000mAh |
| バッテリー技術 | DymondCell™/ATL製セル | 半固体電池/ATL製セル |
| 最大出力 | 最大45W | 有線最大30W/ワイヤレス最大15W |
| 充電方式 | USB-C内蔵ケーブル/USB-C/USB-A | USB-C/マグネット式ワイヤレス充電 |
| 内蔵ケーブル | ○(USB-C) | × |
| ワイヤレス充電 | × | ○ |
| サイズ | 約109 × 69 × 18mm | 約103.6 × 70.1 × 14mm |
| 重量 | 約211g | 約195g |
| 安全試験 | 釘刺し・耐圧・耐熱・過充電・リチウム析出の5項目 | 釘刺し試験をクリア |
| 温度対策 | 毎秒100回の温度監視/14種類の保護機能 | ATL製セル+グラフェンで表面温度を約10℃低減 |
| バッテリー表示 | 残量・出力・セル温度・電圧・健康状態・充電サイクル・異常履歴など | バッテリー残量を1%単位で表示 |
| 特徴 | 高速な有線充電+バッテリー状態の可視化 | 半固体構造+iPhoneへ吸着してワイヤレス充電 |
| 向いている人 | 安全状態を確認しながら高速充電したい人 | iPhoneと一緒に持ち歩いて手軽に充電したい人 |

UGREEN Nexode Wavy 45Wは、ATL製セルと独自のDymondCell™技術を採用。
耐熱性や耐圧性を高めつつ、温度監視や複数の保護機能によって安全性を高めています。
TORRAS MiniMag Proは、ATL製セルを使った半固体電池により、液体電解質を減らすことで液漏れや発火リスクを抑え、グラフェン素材による放熱性も高めています。

どちらもATL製セルを採用しつつ、それぞれ異なる技術で安全性を高めているんですね!
UGREEN Nexode Wavy 45W
UGREEN Nexode Wavy 45W


総合評価
メリット
- バッテリー状態を確認できるディスプレイ搭載
- 内蔵USB-Cケーブルで荷物を減らせる
- 45W出力でスマホからノートPCまで対応
- 10000mAhクラスとして持ち運びやすい
デメリット
- 45W出力を活かすには単体接続が基本
- USB-Aポートを使わない人には不要に感じる
UGREEN Nexode Wavy 45Wは、10,000mAh・最大45W出力に対応したモバイルバッテリーです。
高品質なセルに加えて、温度監視や保護機能、バッテリー状態の可視化など、複数の仕組みから安全性を高めています。
さらにUSB-Cケーブルを本体に内蔵しているので、安全性だけでなく普段の使いやすさにも優れた1台です。
セル・難燃技術・監視機能で安全性を高めている


内部にはATL社製セルを採用し、UGREEN独自の「DymondCell™」技術を搭載しています。
釘刺し・耐圧・耐熱・過充電・リチウム析出の5項目の安全試験をクリアしているほか、毎秒100回の温度監視と14種類の保護機能によって、異常発熱やショートなどのリスクを抑える設計です。
実際に使っていて特に便利だと感じたのが、本体のディスプレイ。


バッテリー残量だけでなく、セルの温度や電圧、充電サイクル、バッテリーの健全性、現在の出力まで確認できます。
安全機能は内部で働くため普段は目に見えませんが、「今どのくらいの温度なのか」「バッテリーが劣化していないか」を自分でも確認できるのが便利。
内蔵ケーブル1本で高速充電まで完結


Nexode Wavy 45WはUSB-Cケーブルを本体に内蔵しており、別途ケーブルを持ち歩かなくてもそのまま充電可能。
さらに最大45W出力に対応しているため、iPhoneなどのスマホはもちろん、タブレットやノートPCの充電にも使いやすい性能なんです。


特に便利なのは、カバンから取り出してケーブルを伸ばすだけですぐ充電できること。モバイルバッテリー本体と充電ケーブルを別々に持ち歩く必要がなく、外出時の荷物を減らせます。
TORRAS MiniMag Pro
MiniMag Pro


総合評価
メリット
- 半固体電池採用で安全性に優れている
- 10000mAhモデルはPD30W急速充電に対応
- 13Nの強力マグネットでiPhoneにしっかり吸着する
- 低温充電設計で発熱を抑えやすい
デメリット
- 厚みと重さを感じやすい
- 価格は一般的なモバイルバッテリーより高め
TORRAS MiniMag Proは、半固体電池を採用したMagSafe対応モバイルバッテリーです。
バッテリーの構造そのものから発火や液漏れのリスクを抑えているのが大きな違いです。
さらに、iPhoneへ直接吸着してワイヤレス充電できるため、安全性と持ち歩きやすさを両立しています。磁力も強く、簡単に外れにくいのがポイント。
半固体構造で発火リスクを抑える


MiniMag Proの大きな特徴が、ATL製セルを使った半固体電池です。
液体電解質の割合を抑えた半固体構造を採用することで、液漏れや内部損傷による発火リスクを抑えています。


また、グラフェン素材による放熱設計を採用し、メーカー公称では充電時の表面温度を約10℃低減。
私が実際にMagSafe充電で使った際も、一般的なワイヤレスモバイルバッテリーと比べて熱を持ちにくい印象でした。
iPhoneに貼り付けてワイヤレス充電できる


MiniMag Proは、iPhoneの背面にマグネットで取り付けて、そのままワイヤレス充電できるのが強み。
最大15Wのワイヤレス充電に対応しており、外出先でもケーブルを取り出さずに使えるのが便利です。
実際に使っていて感じたのは、モバイルバッテリーとiPhoneを別々に持たなくていい身軽さ。背面に装着したまま使えるので、移動中やちょっとした充電でも扱いやすく感じました。


有線では最大30W充電にも対応しているため、状況に応じてワイヤレスと有線を使い分けられるのも強みです。
UGREENとTORRAS、どちらを選ぶ?




どちらも安全性を重視したモバイルバッテリーですが、実際の使い方はかなり異なります。
高速な有線充電やバッテリー状態の確認を重視するなら、UGREEN Nexode Wavy 45W。
内蔵USB-Cケーブルで最大45W充電ができ、セル温度やバッテリーの健全性までディスプレイから確認できます。
あらゆるデバイスを手軽に充電したい場合に最適。
一方、iPhoneと一緒に身軽に持ち歩きたいなら、TORRAS MiniMag Pro。
iPhoneの背面に装着してワイヤレス充電できるため、ケーブルを使わず手軽に充電できます。
半固体構造による安全性に加えて、薄さや持ち運びやすさを重視したい人はこちらが選びやすいでしょう。
安全性だけで優劣をつけるというより、「有線でしっかり充電するUGREEN」と「ワイヤレスで身軽に使うTORRAS」という違いで選ぶのがおすすめです。
まとめ|安全性もモバイルバッテリー選びの基準に
UGREEN Nexode Wavy 45WとTORRAS MiniMag Proを比較しました。
どちらも安全性を重視したモバイルバッテリーですが、UGREENは温度監視や保護機能、バッテリー状態の可視化、TORRASは半固体構造や放熱設計と、それぞれ異なるアプローチを採用しています。
モバイルバッテリーは日常的に持ち歩くものだからこそ、容量や充電速度だけでなく、安全設計まで含めて選ぶことが大切です。
今回の2製品は、安全性と普段の使いやすさをどちらも重視したい人にとって候補にしやすいモバイルバッテリーなので、ぜひ参考になれば幸いです。








