ワイヤレスヘッドホンが欲しいけど、数万円するモデルまでは必要ない。とはいえ、価格だけで選んで音質やノイズキャンセリングに妥協するのも避けたいところ…
そんな人に気になる選択肢が、EarFunから登場した「Wave Pro X」です。
40mm+10mmの同軸デュアルドライバーを新たに採用し、強力なANCや最大90時間のロングバッテリーにも対応。フラッグシップとして、音質から使い勝手まで大きく強化されています。
製品の特徴
- 40mm+10mmのDCAA™同軸デュアルドライバーを搭載
- LDAC・aptX Lossless・Hi-Res Audioに対応
- 4段階で調整できる強力なAdaptive Hybrid ANC
- ANCオフで最大90時間のロングバッテリー
- Bluetooth 6.0・マルチポイント・LE Audio・Auracast™に対応
この記事では、実際にWave Pro Xをしばらく使って感じた音質やANC性能、装着感などを中心に、気になった点や旧モデルWave Proとの違いまで紹介します。

- ボーカルや楽器がクリアに聴こえる
- ANCの効きが強く、音楽に集中しやすい
- 圧迫感が少なく長時間でも装着しやすい
- 最大90時間使えて充電頻度を抑えられる
- 高音質コーデックや最新の接続機能が充実
- 重低音の迫力はやや控えめ
- 物理ボタンやヒンジ部分に価格相応の質感を感じる
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EarFun Wave Pro Xの概要とスペック

EarFunの新しいフラッグシップモデル「Wave Pro X」は、40mm+10mmの同軸デュアルドライバー(DCAA™)を採用したワイヤレスヘッドホンです。

従来モデルから音響設計を強化し、LDACやaptX Lossless、強力なANC、最大90時間のロングバッテリーなど、音楽をじっくり楽しむための機能を幅広く備えています。
| EarFun Wave Pro X | |
|---|---|
| 製品タイプ | オーバーイヤー型ワイヤレスヘッドホン |
| ドライバー | 40mm DLC複合振動板+10mm LCP振動板 DCAA™同軸デュアルドライバー |
| Bluetooth | Bluetooth 6.0 |
| Bluetoothチップ | Qualcomm QCC3095 |
| 対応コーデック | LDAC / aptX / aptX Adaptive / aptX Lossless / LC3 / SBC |
| 高音質規格 | Hi-Res Audio / Snapdragon Sound™ |
| ノイズキャンセリング | Adaptive Hybrid ANC / QuietSmart™ 3.5、4段階調整 |
| マイク | 8マイク+AI cVc™ノイズ低減 |
| 再生時間 | 最大90時間(ANCオフ) / 最大50時間(ANCオン) |
| バッテリー容量 | 800mAh |
| 充電時間 | 約2時間 |
| 急速充電 | 15分充電で最大10時間再生 |
| 接続方法 | Bluetooth / USB-Cデジタル / 3.5mm AUX |
| マルチポイント | 2台同時接続対応 |
| その他の通信機能 | LE Audio / Auracast™ / Google Fast Pair |
| アプリ | EarFun Audio |
| EQ | マルチバンドEQ / パラメトリックEQ |
| ゲームモード | 対応 |
| 最大通信距離 | 約15m(障害物なし) |
| サイズ | 188 × 168.3 × 86.7mm |
| 重量 | 約259g |
| 充電入力 | 5V / 1A |
| 折りたたみ | 対応 |
| 価格 | 16,990円(税込・公式価格) |

価格を抑えながらも、音質から使い勝手まで妥協しない。
そんなEarFunらしい一台です。
外観デザイン




全体的に落ち着いた質感でまとめられており、価格以上に高級感のあるデザインです。操作系は右側のイヤーカップに集約されており、ヘッドホン単体で行えます。


また、USB-C充電ポートに加えて3.5mmオーディオジャックも搭載。Bluetoothだけでなく、有線接続でも使える仕様です。


専用ケースもありますが、このようにコンパクトに折り畳むことも可能。


イヤーパッドはやわらかく、長時間着用しても圧迫感を感じにくい仕様になっています。




ヘッドバンド上部はナイロンのような素材で傷や汚れもつきにくく、イヤーパッドと同様に頭を優しく包み込みます。


長さ調節も自在に行えます。


パッケージ内容は、本体・専用ケース・AUXオーディオ・UCB-Cケーブル・取扱説明書となっています。
主な機能


Wave Pro Xはタッチ操作ではなく、側面の物理ボタンから基本操作を行います。
特に「+」「-」「NC」「電源(MFB)」の役割を覚えておけば、スマホを取り出さなくてもほとんどの操作が可能です。
- 再生 / 一時停止:電源ボタンを1回押す
- 音量アップ:「+」を1回押す
- 音量ダウン:「-」を1回押す
- 次の曲:「+」を2秒間長押し
- 前の曲:「-」を2秒間長押し
- ANC / 外音取り込み / ノーマル:「NC」を1回押して切り替え
NCボタンを押すたびに、ノイズキャンセリング・外音取り込み・ノーマルモードを切り替えられます。
- 通話の応答 / 終了:電源ボタンを1回押す
- 着信拒否:電源ボタンを2秒間長押し
- 音声アシスタント:電源ボタンを2秒間長押し
ゲームモードについては、本体ボタンではなく「EarFun Audio」アプリから有効にします。
- 電源オン:白色LEDが約1秒点滅
- 電源オフ:赤色LEDが約1秒点滅
- ペアリング中:白色LEDが点滅
- 接続完了:LED消灯
- リセット時:ピンク色LEDが約3秒点滅
- 充電中:赤色LED点灯
- 充電完了:LED消灯
本体にはLEDインジケーターも搭載されており、電源やペアリングの状態を色や点滅で確認できます。



操作方法そのものはシンプルで、一度配置を覚えてしまえば直感的に扱えます。
EarFun Wave Pro Xを使用レビュー
しばらくWave Pro Xを使ってみて感じたことを紹介していきます。
ANCの効きが強く没入感がある


実際に装着してまず感じたのが、ANCの効きの強さ。
屋外で使ってみても周囲の音がかなり抑えられ、自分の鼓動が気になるほど静かになります。音楽に集中したいときはもちろん、作業中に周囲の雑音を減らしたいときにも使いやすい印象でした。


ノイズキャンセリングはアプリから4段階で調整できるため、周囲の環境や好みに合わせて効き具合を変えられるのもポイント。
外音取り込みにも対応しており、ANCボタンからもすぐに切り替え可能です。


ヘッドホンを外さなくても周囲の音を確認できるので、移動中や屋外でも使いやすく快適。
細部まで響くクリアな音質が心地よい


実際に音楽を聴いてみると、まず印象に残ったのがボーカルの近さです。声がダイレクトに届きつつ、楽器の音も埋もれにくく、全体的にクリアでバランスの取れた音に感動。
私は普段、J-POP・J-ROCKやBGMなど幅広く聴きますが、アップテンポな曲でも音がごちゃつきにくく、ゆったりした曲では余韻や空気感まで感じ取りやすい印象です。細かな音まで捉えやすい構成になっています。
音の迫力を前に出すというより、クリアで聴き疲れしにくい音が魅力。仕事や作業中に長く音楽を流していたいときにも相性がいいと感じました。
90時間使えるロングバッテリー


Wave Pro Xは、ANCオフで最大90時間の連続再生に対応しています。



旧モデルのWave Proは最大80時間だったため、約10時間バッテリー持ちが伸びました。
毎日数時間使う程度なら、こまめに充電しなくても使い続けやすいのが魅力。通勤・通学はもちろん、在宅ワークや長時間の移動でもバッテリー残量を気にする場面が減ります。
ANCを使わない場面では、とにかく充電頻度を抑えられるヘッドホンです。
絶妙なフィット感


実際に装着してみると、耳まわりにすっと収まるようなフィット感があります。
イヤーカップは人間工学に基づいた角度で設計されており、耳の形に沿いやすいのが特徴。イヤーパッドもやわらかく、長時間つけていても圧迫感はかなり抑えられています。


ヘッドホンは締め付けが強いと疲れやすいですが、Wave Pro Xはその窮屈さをほとんど感じませんでした。
移動中はもちろん、在宅ワークで長く音楽を聴くときにも使いやすい装着感です。
EarFun Wave Pro Xの気になる点
使ってみて気になった点は以下です。
低音の響きが弱い
個人的には、低音の迫力はやや物足りない。ANCをオンにしても全体の音はクリアで聴きやすい一方、ズンと沈み込むような低音や強い厚みを求める人には、少し軽く感じるかもしれません。


アプリのプリセットEQも試しましたが、低音の印象が大きく変わるほどではありませんでした。
重低音を前面に出すというより、ボーカルや楽器を含めて全体をきれいに聴かせるタイプですね。
物理ボタンが若干チープ


見た目ではそこまで気になりませんが、実際に操作すると物理ボタンにはややチープさを感じることも。
ボタンは「カチッ」と押し込むタイプで、操作自体はわかりやすいものの、操作感に違和感を感じる人もいるでしょう。
また、ヘッドバンドの長さ調整部分や折りたたみ用のヒンジにもプラスチック素材が使われており、剛性感はありません。
EarFun Wave Pro XとWave Proを比較
旧モデルのWave Proと比較すると、Wave Pro Xは単純に機能を追加しただけではなく、音響設計そのものが大きく変わっています。
特に注目したいのが、40mmシングルドライバーから、40mm+10mmのDCAA™同軸デュアルドライバーへ変更された点。Bluetoothや対応コーデック、ANC、通話性能も強化されています。
![]() ![]() EarFun Wave Pro X | ![]() ![]() EarFun Wave Pro | |
|---|---|---|
| 公式価格 | 16,990円 | 8,990円 |
| ドライバー | 40mm DLC+10mm LCP DCAA™同軸デュアルドライバー | 40mm DLC複合振動板 |
| Bluetooth | 6.0 | 5.4 |
| 対応コーデック | aptX / aptX Adaptive / aptX Lossless / LC3 / LDAC / SBC | LDAC / SBC |
| ハイレゾ | Hi-Res Audio / Hi-Res Wireless | Hi-Res Audio / Hi-Res Wireless |
| ANC | Adaptive Hybrid ANC / QuietSmart™ 3.5・4段階調整 | ハイブリッドANC・最大45dB低減 |
| 通話 | 8マイク+AI cVc™ 8.0 | AI通話ノイズ低減 |
| 再生時間(ANCオフ) | 最大90時間 | 最大80時間 |
| 再生時間(ANCオン) | 最大50時間 | 最大55時間 |
| 急速充電 | 15分で最大10時間 | 10分で最大10時間 |
| マルチポイント | ○ | ○ |
| EQ | ○・パラメトリックEQ対応 | ○ |
| LE Audio | ○ | ― |
| Auracast™ | ○ | ― |
| 有線接続 | USB-C Audio / 3.5mm AUX | 有線接続対応 |
| 折りたたみ | ○ | ○ |
| 重量 | 約259g | 約268g |
| 操作 | 物理ボタン | 物理ボタン |
どんな人におすすめのヘッドホンか
Wave Pro Xは、迫力のある重低音よりも、クリアでバランスのいい音をじっくり楽しみたい人に向いています。
こんな人におすすめ
- ボーカルや楽器の細かな音までしっかり聴きたい
- 強めのANCで周囲の音を抑えて集中したい
- 長時間使えて、装着感のいいヘッドホンを探している
- LDACやaptX Losslessなど高音質コーデックも重視したい
- 通勤から在宅ワークまで1台で幅広く使いたい
最大90時間のバッテリーやマルチポイントにも対応しているため、音楽専用というより、仕事や移動を含めて普段使いしやすい一台です。
まとめ|音質と機能にこだわった新しいフラッグシップヘッドホン


メリット
- ボーカルや楽器がクリアに聴こえる
- ANCの効きが強く、音楽に集中しやすい
- 圧迫感が少なく長時間でも装着しやすい
- 最大90時間使えて充電頻度を抑えられる
- 高音質コーデックや最新の接続機能が充実
デメリット
- 重低音の迫力はやや控えめ
- 物理ボタンやヒンジ部分に価格相応の質感を感じる
EarFun Wave Pro Xをレビューしました。
実際に使ってみると、特に印象に残ったのはクリアな音質と強めのANCです。
ボーカルや楽器の細かな音まで捉えやすく、周囲の雑音を抑えて音楽に集中しやすいヘッドホンでした。
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