携帯ショップで働くのは大変すぎる!元販売員が教える辞める人が多くやばい実態を説明

携帯ショップ店員として長年勤めてきた実体験をもとに、仕事内容やノルマ・人間関係・辞める理由などをすべてお伝えしていきます。

実際に働いて感じたことや販売員の裏話などを含めメリット・デメリットを紹介していきます。

携帯ショップ店員として経験したことは今後も役に立つ内容ですが、結論から言うと働くことをおすすめはできません

この記事のポイント
  • 携帯ショップ店員の詳しい仕事内容
  • 携帯ショップ勤務は激務
  • 向いている人、向いていない人
目次

携帯ショップがやばいと言われる理由

ネット検索で「携帯ショップ やばい、行くな、やめとけ、大変」などよく目にする内容ですが、実際やばいです!

一体なにがやばいのかを説明していきます。

お客さま側

待ち時間が長い、押し売りをされた、店員の態度が悪かった、問題解決しなかった、たらいまわしにされた」など数えきれないほど不満が溢れています

携帯ショップ側

毎日残業で帰れない、お客さまが帰ってからもすぐに帰れない、毎月のノルマが相当きつい、パワハラやセクハラなどのハラスメントが多い、理不尽にお客さまに怒鳴られる・暴れる・殴られる、店舗でいじめられる」などこちらも大きな問題があるのは事実です。

来店するお客さまやスタッフ側の不満が多数あり、過度なストレス対象になります。

携帯ショップで働く上で大変なこと

携帯電話を販売するうえで主な業務内容・ノルマ・人間関係などを詳しくお伝えしていきます。

現在働いている人の中には辞めたいと思っても辞められない人が多く存在します。

続けることで精神的に病んでしまう人が多い状況です。

これから携帯ショップで働きたいと思っている人や興味のある人に向けて詳細を案内します。
よく考えたうえで判断してみてください。

携帯電話の販売業務

携帯ショップ店員は携帯電話の機種変更、新規契約、契約変更(ガラケーからの切り替え)などが主な仕事内容です。

携帯電話を販売する他に、買いに来るお客さまに対してタブレットや家のネット回線(au光、ソフトバンク光、ドコモ光など)、クレジットカードなどのの提案も余儀なくされます。

お客さまが買いたい携帯だけを売る簡単な仕事内容ではなく、ノルマ達成のためにこちらから営業をかけて販売していくため、多くの知識が必要となります。

また、メーカー提携の売りたい高価な機種を販売していくため、お客さまがすでに購入決定された機種を覆す提案をしていきます。

窓口で座って事務手続きをするだけの仕事と思っている人は見当違いで、大きなギャップが生まれることでしょう。

接客というよりは営業に近いです。
毎月ノルマがあり変動するので覚えること沢山!

各種手続き

機種の契約以外に、プラン変更や解約、名義変更、住所変更、改称など家電量販店などではできない手続きが多々あります。

手続きに必要な書類やフローが頻繁に変わるため、常に責任者やサポートデスクなどに確認しながら手続きをしていきます

その他にも受電や架電も行い、積極的に来店を促す作業もでてくるので、各店舗によりますが店頭が暇だからと言って話している余裕はありません。

暇な店舗は今後どんどん閉店していきます。

故障受付

携帯電話の故障手続きも同時に行います。(画面破損、水没、自然故障、新品不良など)

直接その場で修理はできないため、修理センターや補償窓口などに取次をして、後日修理の返却処理を行います。

ここでの問題はお客さまのデータです。

消えることもあるので慎重に対応します。実際にデータを消してしまい賠償金を支払うケースもありました。

場合によっては販売に誘導することも求められるので、常に利益に貢献する意識が求められるのです。

出張販売・イベント

イベント会場などでスマホ1円などの看板を立ててキャッチしているスタッフを見たことはありますか?

これも店舗の利益を上げるための営業活動で、他社からの乗り換えを狙い顧客を囲います

現在の乗り換え手続き(MNP)は比較的スムーズに行えるため、各社契約の取り合いが行われ競争が激しくなっています。

店舗から数人選出され、イベント出向する際は普段より朝は早く、帰りは遅くなる始末です。

携帯電話のイベントについての記事もチェックしてみてください!

クレーム対応(1日に何件かは絶対にある)

一番厄介なのがクレーム対応です。

他の店舗で手続きの不備があった場合でも、運悪く当たってしまった際には対応しなければなりません。

平謝りで済めばいいですが、済まない事が多くどんどんエスカレートしていきます。

警察沙汰になるケースも多発していました

何年も同じクレーム客を抱えるスタッフも多く、出勤の度にストレスを抱えていたのが印象的です。

コールセンターやカスタマーセンターなど電話対応のみではないので、面と向かって暴言を吐かれるのに耐えられない人が普通です。

クレームは担当スタッフに非がないことが多いです。
お客さまからしたら責任は店舗や個人にあると言いますが、気にしないことが一番ですね。

携帯ショップで働くメリット

携帯ショップ店員として働くことで得られるメリットを紹介します。

携帯やプランの知識がつく

専門的な仕事のため当然ですが、携帯の知識やお得なプランを把握できるなどメリットは多数あります。

最新機種の操作や情報などいち早く知れるのも働く人しか得られないものです。

※情報の解禁は公式で報道発表されてからでないと不正になります。

給料がいい

一般的な中小企業と比べ給料は比較的良いです。

専門の資格取得と残業代を合わせれば、役職が無くても月収30万円以上は可能です。

ですが、それなりの業務量をこなす必要があるので、稼ぐのは決して楽ではありません

給料がいいからという理由で就職すると後悔します

働くスタッフの世代が近い

若い世代が多く切磋琢磨できる環境です。

仲がいい人同士で休日に遊びに行くこともできるので、デスクワークのサラリーマンとは少し違った感覚です。

スタッフ間の距離が近い所は良いですが、人間関係で辛いことも多々あるでしょう。

コミュニケーション能力がつく

毎日の接客、営業を通し、自然とコミュニケーション能力が身に付きます

一度も面識がないお客さまを何時間も対応することはきついですが、中には良い人もいるので楽しんで会話することができます。

このように生きていくうえで必須な能力を身に着け向上させる場でもあります。

誰でも働くことができる

未経験でも就職しやすく、求人も多数出ています。

人と関わる仕事をしたいと考えいる人は、一度携帯ショップ店員を視野に入れる人もいるでしょう。

ただし、派遣か正社員かで同じ業務をするにあたり、待遇差はあるので吟味することをおすすめします。

携帯ショップの働くデメリット

ここからはデメリットを紹介していきます。

ノルマがきつい

毎月の目標が決まっていて、目標達成に向けたノルマがかなりきついです。

数ある商材を提案するための勉強や実践の日々。

達成しても翌月には新たなノルマがあり永遠にループします。

目標数字や商材が頻繁に変わるため、同じことを繰り返すよりは試行錯誤しながら営業活動する必要があります。

バックヤードでは個人実績の貼り出しもされ、進捗が悪く目標に到達していなければ早出や残業をしてロールプレイングなども行われます

それでも達成できない場合は責任者から詰められます

アパレルなどの販売員をイメージしている人は全然違うということを意識しておいてください。

残業が多い

会社の定時と店舗の営業時間が大きく異なります。

また対応しているお客さまが終わるまでは帰れません。(私の場合定時が18時・閉店が20時・退社が21~22時の日々でした。)

営業終了間際の機種変更は1~2時間かかるので残業確定となります。

早番・遅番は設けられますがほぼ定時で帰れることはないでしょう

プライベートの時間が削られるので、仕事大好き人間でない限りは苦痛です。

残業時間は新人でも40時間以上あることも…
責任者は50~60時間以上は当たり前です。

クレーム客が多い

自分や店舗が悪くなくても、クレームを面と向かって受けることになります。

料金が高くなった、契約時にこんな話は聞いていない、感じが悪い、そんなこともわからないのか、詐欺師」など理不尽極まりないことも頻繁にあります。

声を上げて怒鳴るや暴れる人もいます。

こちらは受け身体制なので、色々な感情が芽生えるでしょう。

人間関係などストレスで病む人が多い

職場での人間関係はどの業種業界でもありますが、携帯ショップは比較的多い傾向だと思います。

私はこれまでに2度の昇進と5店舗の経験をしてきましたが、どの店舗にも派閥があり病む人が多く後を絶たない状況でした。

ストレスにより精神が病み退職に至ったり、休職する人を何十人も見てきました

そんな時は「自分は大丈夫」と思わずに誰かに相談してみましょう。

携帯ショップ店員に向いている人

実力主義で向上心がある人

常に前向きで向上心がある人に向いている仕事です。

どんな対応も臆せずこなせるポテンシャルが高い人に向いています。

無心に仕事ができる人

誰に何を言われても気にせずに仕事を全うできる人は長く勤められるでしょう。

そんな方はどんな仕事でもやっていけそうですね。

お客さまのためになれる人

お客さまのために身を削る努力と愛想が良ければリピーターも付いてきます。

愛される人材になれるでしょう。

携帯ショップ店員に向いていない人

神経質・消極的な人

接客・営業でノルマが高いため、自ら行動する力が求められます。

強い口調で言われたり業務スピードに抵抗がある人は向いていません

接客や営業をしたくない人

人と関わる仕事なので一人で黙々と作業したい人には絶対に向いていません

ワークライフバランスを保ちたい人

シフト制の上、残業もかなり多いのでワークライフバランスは諦めましょう。

GWなど長期休暇には制限があり、店頭稼働最優先でシフトが組まれます。

土日は混み合うのでより大変になります。

まとめ

携帯ショップで働くことはかなりの激務になります。

ストレス耐性やコミュニケーション能力・知識は得られますが、それ以上に大変なことが多いです。

携帯ショップ店員の一日のスケジュールをまとめた記事もチェックしてみてください!

END

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