TP-Link Decoシリーズの中でも極めて人気の高い「Deco BE75」は、10Gbpsポートを搭載したWi-Fi 7対応のハイスペックルーターです。
高速通信から安定性まで考慮され、常に快適な通信環境の中、オンラインゲームや仕事などをストレスなく行えます。
部屋の中の隅々まで行き届く、広範囲なWi-Fiの特徴から使用感をレビューしていきます。
Deco BE75

総合評価
メリット
- 低遅延で通信が安定する
- 重たいデータ転送もスムーズ
- 部屋移動でも快適に通信できる
- 置き場を選ばない円形デザイン
デメリット
- 10ギガ契約で本領発揮する
- 高価格帯がネック
- 『YOHAKU』運営者
- ガジェットレビューサイト
- 千葉県在住の30代
- 余白のあるシンプルな生活
最上クラスのメッシュWi-Fi Deco BE75の特徴

Deco BE75は、最大17Gbpsの超高速Wi-Fi 7に対応したメッシュルーター。
「これ本当に家のWi-Fi?」と思うほどサクサク快適です。さらに10Gbpsや2.5Gbpsの有線ポート付きで、仕事も動画もストレスなし。

Amazonでは月間200点以上も購入されており、TP-LinkのDecoシリーズで最も売れているといっても過言ではなく、ハイスペックのルーターとしてはかなりの実績だと感じています。(2025年8月調べ)

人気が高いと、信頼度も高くて安心ですね!
スペック
無線規格 | Wi-Fi 7(IEEE 802.11be/b/g/n/ac/ax) |
最大通信速度 | 合計最大17Gbps 6GHz:11520Mbps 5GHz:4320Mbps 2.4GHz:688Mbps |
ストリーム数 | 8ストリーム対応 |
ポート構成 | 10Gbps RJ45/SFP+ WAN/LAN ×1、2.5Gbpsポート ×3 |
有線速度 | 最大10Gbps対応 |
メッシュ機能 | Decoシリーズ全機種と互換 |
その他機能 | トライバンド接続、AIメッシュ、TP-Link HomeShield対応 |
サイズ | 128×128×236mm |
最上位モデルのDeco BE85との主な比較は以下です。
![]() ![]() Deco BE75 | ![]() ![]() Deco BE85 | |
---|---|---|
最大通信速度 | 合計最大17Gbps 6GHz:11520Mbps 5GHz:4320Mbps 2.4GHz:688Mbps | 合計最大22Gbps 6GHz:11520Mbps 5GHz:8640Mbps 2.4GHz:1376Mbps |
ストリーム数 | 8ストリーム | 12ストリーム |
ポート構成 | 10Gbps RJ45/SFP+ WAN/LAN ×12.5Gbpsポート ×3 | 10Gbps RJ45/SFP+ WAN/LAN ×110Gbps RJ45ポート ×12.5Gbpsポート ×2 |
外観デザイン


本製品は2パック仕様のため、購入すれば自動的に2台設置できる点が利点です。


開封すると、このようにルーター、その他付属品がコンパクトに収納されています。


デザインはシンプルで、白に統一されており、インテリアの景観を損ないません。


円形デザインのため、置き場に困らないのも特徴。


ポート数は以下です。
- 2.5Gbps WAN/LANポート×3
- 10Gbps RJ45/SFP+ WAN/LANコンボポート
- USB 2.0ポート×1


底面には4箇所の滑り止めがあり、安定性を保ちます。


若干の重みはありますが、片手でも持てるので、移動もらくらく。
Decoアプリで簡単に接続
Decoアプリを使って簡単にデバイス接続が行えます。以下接続方法を参考にしてみてくださいね。


















Deco BE75をレビュー|導入してみて変わったこと
実際にセッティングしてみて、どのように通信環境が変わったかをレビューします。
参考までに、我が家は1LDKのマンションで、光回線は1ギガに対応しております。
使用環境はMacBook2台、iPhone複数台、テレビやロボット掃除機など一般家庭にあるものなので、特に一人暮らしや二人暮らしの参考になるかと思います。
また、10ギガ契約であれば、本製品の性能をフルで活用できます。
低遅延で安定した通信環境の実現


Deco BE75は、従来のWi-Fiルーターに比べ、通信速度の安定性が非常に高いです。
本体のスペックを見ると推奨環境は「4LDK」と記載がありますが、1LDKでも特にオーバースペックな感じはせず、満足度の高いルーターと言えるでしょう。
リビングでは、オンラインゲーム(マリオカートなど)をやりながら、もう一部屋ではガッツリとリモートワークをしても、ラグもなく安定した通信環境なので毎日助かっています。
画像や動画のアップロードがスムーズ


仕事上、画像や動画を作成しファイルにアップロードすることが多いのですが、これが非常にスムーズです。
我が家はPC2台稼働の中、24時間電源オンの状態なので、インターネット回線が必須な状況ですが、複数同時接続を行っていても問題なくインターネット接続できています。
これまで、特に重たいファイルなんかは、途中でアプリがダウンしてしまったりと不便に感じていましたが、本製品を使用してからはそういったストレスなく過ごせています。
部屋中どこにいても快適な通信が可能


部屋を行き来しながらのネット使用でも、快適にスマホやパソコンを使えるところがメッシュWi-Fiのポイント。
高度なアルゴリズムを有する内蔵のAIローミングテクノロジーを搭載しているため、ネットが途切れずにスムーズな接続が可能となります。リビングと寝室でもそこまで速度の差はありません。




また、Decoシリーズと組み合わせることで、さらに安定した環境を各部屋に届けることができます。
場所を選ばないデザイン性


ホワイト一色で円形のデザインは、置く場所を選ばず、部屋のインテリアになります。
Wi-Fiルーターとしては割と大きめではありますが、圧迫感もなく、部屋の雰囲気に溶け込むデザイン性に魅力を感じます。



これなら、目立つ場所に置いても問題なさそうです。
Deco BE75のデメリット
気になる点としては以下です。
10ギガ契約で初めて本領発揮する


10ギガの契約でないと、BE75の力を発揮しにくい点がデメリットです。
マンションによっては最大速度が最初から決まっているため、工事をしない限りそれ以上の速度が出ないことが一般的です。光回線の状況を調べてみると、最大100Mbpsや1Gbpsがほとんど。
Wi-Fi 7に対応し、10Gbpsポートを搭載したモデル全てに言えることですが、導入したからと言って、通信速度が爆速になるわけではないため注意が必要。
高価格帯がネックなところ
メッシュWi-Fiは高性能であり、価格が高くなります。10万円以下のルーターとしてはトップクラスの性能を誇りますが、価格は約8万円弱と決して安いとは言えません。
そのため、購入に躊躇することもあると思います。
しかし、メッシュWi-Fiとは複数のアクセスポイントを連携して安定性を保つものなので、部屋全体をカバーしたいのであれば複数あると便利でしょう。
まとめ|Wi-Fi 7対応の超高速メッシュルーター
TP-Link Deco BE75をレビューしました。
メリット | デメリット |
- 低遅延で通信が安定する
- 重たいデータ転送もスムーズ
- 部屋移動でも快適に通信できる
- 置き場を選ばない円形デザイン
- 10ギガ契約で本領発揮する
- 高価格帯がネック
Deco BE75は、Wi-Fi 7の圧倒的な通信速度と広範囲なカバー力を兼ね備えたメッシュルーター。
最大17Gbpsという驚異的なスピードに加え、10Gbpsや2.5Gbpsの有線ポートも搭載しており、ゲームや動画視聴、在宅ワークまで快適そのもの。
これからのネット環境を快適に整えたい人にとって本命といえる1台になるでしょう。