TP-Link Archer BE550の後継機にあたる「Archer BE700」をレビュー。
コンパクトなルーターでありながら、最大15Gbpsの高速通信が可能。ストリーミング再生から大容量のダウンロードまで、これ一台でストレスのないネット環境を作り出せます。
この記事では、Archer BE700の特徴から使用感、BE550シリーズとの違いまで詳しく紹介していきます。
Archer BE700

総合評価
メリット
- Wi-Fi 7の超光速通信による安定性
- インターネット通信が途切れない
- 置き場に困らない
- アプリでかんたんに設定できる
デメリット
- BE550シリーズと見分けがつかない
- 『YOHAKU』運営者
- ガジェットレビューサイト
- 千葉県在住の30代
- 余白のあるシンプルな生活
TP-Link Archer BE700の特徴

ハイエンドトライバンドルーターとして登場したArcher BE700は、最大15Gbpsの超光速通信に対応したWi-Fi 7ルーターです。
従来のモデルと見た目は変わらず、中身が大幅にアップデート。最新MLO(マルチリンクオペレーション)による低遅延通信や、10Gポートを搭載しており、複数デバイス同時接続でも快適な通信を維持します。

在宅ワークやオンラインゲームなど、重たい作業やネットを要する場面にぴったり。置き場に困ることなく、コンパクトに収納できる点も魅力です。
Archer BE700のスペック比較と外観
![]() Archer BE700 | ![]() Archer BE550 Pro | |
---|---|---|
Wi-Fi規格 | Wi-Fi 7(IEEE 802.11be) | Wi-Fi 7(IEEE 802.11be) |
Wi-Fi構成 | トライバンド(6GHz+5GHz+2.4GHz) | トライバンド(6GHz+5GHz+2.4GHz) |
最大通信速度 | 6GHz:11528Mbps 5GHz:2882Mbps 2.4GHz:688Mbps 合計:15Gbps | 6GHz:5760Mbps 5GHz:2882Mbps 2.4GHz:1032Mbps 合計:9.7Gbps |
有線ポート | 10Gbps WANポート 2.5Gbps LANポート×4 USB 3.0ポート | 10Gbps WAN /LANポート 2.5Gbps LANポート×4 USB 3.0ポート |
メッシュ機能 | EasyMesh対応 | EasyMesh対応 |
アンテナ構成 | 内蔵アンテナ×6 | 内蔵アンテナ×6 |
セキュリティ | TP-Link HomeShield/WPA3対応 | TP-Link HomeShield/WPA3対応 |
サイズ(mm) | 76×231.7×203 | 76×231.7×203 |
カラー | ブラック | ブラック |
特徴 | 最新MLO搭載で低遅延通信/10Gポート対応 | ベーシックなWi-Fi 7対応機/コスパ重視モデル |


マットなブラック仕上げで、角張ったシャープなデザインが印象的。

内部アンテナ仕様のため突起がなく、どんな空間にも馴染むスマートな見た目です。

インジケーターは控えめな光量で、夜間の視認性も良好。デザイン性と機能性のバランスが取れています。

Archer BE700を使って感じたメリット
Archer BE700を使って感じたメリットについては以下です。
Wi-Fi 7の超高速通信による安定性

最大15Gbps対応の圧倒的な通信速度。Wi-Fi 7の恩恵を最大限に感じました。
4K・8K動画のストリーミングや、クラウドデータのアップロードでも一切のラグを感じません。

iPhoneやMacBookの他にも、TV、Switchなど複数デバイスを同時に接続しても安定しており、家庭内での利用にも強いです。
最新のMLOに対応で途切れにくい

Wi-Fi 7の大きな特徴であるMLOに対応。
MLO(Multi-Link Operation)とは、Wi-Fi 7で新しく導入された通信技術このことです。
これまでのWi-Fiは、2.4GHz・5GHz・6GHzといった複数の周波数帯のうちどれか1つで通信していましたが、MLOでは2.4GHz&5GHzなど複数の帯域を同時に使えるようになりました。

このように、複数のバンドを同時に使うことで干渉が起きにくく、通信の途切れを防ぎます。

オンライン会議中やFPSゲームなど、遅延が許されないシーンでも安定した接続を維持できました。
スリムなデザインで置き場に困らない


見た目はスリムで場所を取らないため、GE800やBE900のような大型モデルと違って収納にも困りません。
デスク脇やテレビ台にも自然に設置できるサイズ感で、生活空間に馴染みます。
高性能ながら、インテリア性の高いデザインも魅力です。
Tetherアプリでかんたん設定


TP-Link専用アプリ「Tether」から初期設定を直感的に行えます。
スマートフォンひとつでSSID設定や接続状況の確認、ゲストネットワークの管理まで可能。



ネットワーク知識がなくても、数分でセットアップが完了します。
Archer BE700のデメリット


前モデルのBE550シリーズと外観の差がなく、見た目だけでは判断しにくい点があります。また、プラスチックのチープな印象も感じます。
とはいえ内部は大幅に進化しており、通信速度などのスペックを比較しても、実使用の快適さは段違い。
進化型のBE550 Pro(BE550)といえる存在です。
Archer BE700はこんな人におすすめ
- 最新のWi-Fi 7を体感したい
- 通信の安定性を最優先にしたい
- 家中どこでも快適にネットを使いたい
- 省スペースで設置できるルーターを探している
- 10Gbpsまでは不要だけど、上位機並みの性能が欲しい
最新のWi-Fi 7ルーターの導入を検討している場合、上記のような人であればその実力を体感できるでしょう。
まとめ|高性能とコンパクトさを両立したWi-Fi 7ルーター
TP-Link Archer BE700をレビューしました。
メリット | デメリット |
- Wi-Fi 7の超光速通信による安定性
- インターネット通信が途切れない
- 置き場に困らない
- アプリでかんたんに設定できる
- BE550シリーズと見分けがつかない
TP-Link Archer BE700は、高性能Wi-Fi 7対応×省スペース設置を両立したハイスペックルーターです。
15Gbpsの超高速通信に加え、MLOによる低遅延通信で、どんな環境でも安定したパフォーマンスを発揮します。
「高性能ルーターが欲しいけど大型モデルは避けたい」そんな人にこそおすすめできる、バランスの取れた一台です。