Archer BE550から新たに新モデルとして誕生したArcher BE550 Pro。
従来モデルでは2.5GbpsまでだったWANポートが、Proでは10Gbpsに対応したことで、次世代の超高速インターネット回線をフルに活用できるようになりました。
この記事では、Archer BE550との違いや、本製品のメリット・デメリットについて紹介していきます。
Archer BE550 Pro

総合評価
メリット
- コスパ最強のWi-Fi 7ルーター
- スリムでスタイリッシュなデザイン性
- 複数接続でも安定した通信が可能
- 広範囲に行き届く高性能アンテナ
デメリット
- Wi-Fi 7の性能は中堅どころ
- 接続デバイスにより速度が異なる
- 『YOHAKU』運営者
- ガジェットレビューサイト
- 千葉県在住の30代
- 余白のあるシンプルな生活
TP-Link Archer BE550 Proの特徴

TP-Link「Archer BE550 Pro」BE9700 トライバンドWi-Fi 7ルーターは、6GHz帯の通信では最大320MHzという広いチャンネル幅が使えるようになり、最大9.7Gbpsもの超高速通信が可能になりました。

これにより、8K映像のストリーミング再生でも途中で止まらず、数十GBクラスの大容量ファイルも短時間でダウンロードできる環境が整います。
従来モデルから通信速度もアップし、これ一台でWi-Fi環境をフルカバー。
実際に、MacBook AirやiPhoneなど、Wi-Fi 7に対応したデバイスを接続するとその速度を実感できます。

戸建てだけでなく、マンションやアパートに最適なルーターです。
Archer BE550との違いを徹底比較


Archer BE550とArcher BE550 Proの主な違いは以下です。
![]() ![]() BE550 | ![]() ![]() BE550 Pro | |
---|---|---|
WANポート | 最大2.5Gbps | 最大10Gbps 対応 |
LANポート | 2.5Gbps WAN /LANポート 2.5GbpsLANポート×4 USB 3.0ポート | 10Gbps WAN /LANポート 2.5Gbps LANポート×4 USB 3.0ポート |
2.4GHz帯 | 2.4GHz:574Mbps | 2.4GHz:1032Mbps |
5GHz / 6GHz帯 | 6GHz:5760Mbps 5GHz:2880Mbps | 6GHz:5765Mbps 5GHz:2882Mbps |
理論最大スループット | 最大9.3Gbps | 最大9.7Gbps |
両製品ともWi-Fi 7に対応しているものの、最新モデルでは10 Gbps WANポート搭載し、2.4 GHz帯でも Wi‑Fi 7 に対応したことから、通信環境の改善にすぐれています。
また、遅延が大幅に改善されたことから、ゲームやオンライン会議などをスムーズに行えることが優位点としてあげられます。



それぞれを比較し、どちらがライフスタイルに合っているかを参考にしてみてくださいね。
- 10Gbps回線を契約している(将来導入予定)
- Wi-Fi 7をフル活用したい
- 安定通信を重視したい
- 8K動画視聴や超大容量のダウンロード、クラウド作業などを行う
- 価格よりも性能・拡張性を優先したい
外観デザイン




パッケージ内容は以下です。


シンプルな構造でセットアップも簡単なので、5分から10分あれば接続まで完了できます。接続サポートサイトでもマニュアルやYouTubeの接続方法がわかりやすく記載されているので参考にしてみてください。


ルーターはスリムなスタイリッシュ仕様となっており、リビングやデスク周辺に置くのに最適なデザインです。




正面にLEDライトが表示され、接続待機中は下から上に流れるように光り、インターネットに接続されると常時点灯されます。もしライトが必要ない場合、ボタンひとつで消すことも可能。




背面にはLANポートがあり、10Gbpsに対応しているので、高速通信が可能となりました。




上下はあみあみになっており、熱を放出させます。


サイドは無駄のないシンプルな仕上がりで、プラスチック特有のさらさらとした質感が特徴。
Archer BE550 Proをレビュー|メリットを紹介
Archer BE550 Proを導入して感じたメリットについては以下です。
高コスパでスタイリッシュなデザインを採用しているため、どんな部屋にも馴染み、置き場所を選びません。
コスパが高いWi-Fiルーター


Archer BE550 Proは、10Gbps WANポートを備えたWi-Fi 7対応ルーターで、将来の高速回線にも柔軟に対応できる設計が特徴です。
上位モデルに比べて価格は抑えめながら、十分な機能を備えており、長期的に安心して使える一台といえるでしょう。
さまざまなルーターがある中でも、一段とライフスタイルに合わせやすいルーターと考えられます。
スリムでスタイリッシュなデザイン


従来の大型ルーターと比べ、Archer BE550 Proはスリムで洗練されたデザインを採用。


設置スペースを取らないため、リビングや書斎にも自然に溶け込みます。


外観だけでなく、通気性や放熱性にも配慮された設計で、安定したパフォーマンスを維持できる点も魅力ですね。
10台以上の接続も安定する


Wi-Fi 7規格に対応しているため、複数のデバイスを同時に接続しても快適に利用できます。




10台以上のスマホやPCを同時に稼働させても遅延や速度低下を感じにくく、家庭内でのリモートワークやオンラインゲーム、動画視聴を同時に行うシーンでも安定した通信を実現。
このように一般的な集合住宅は、200Mbps以上の速度であれば爆速です。



ストレスなく快適に接続できるので安心して仕事やプライベートを満喫できます。
高性能アンテナにより広範囲に行き届く


高性能アンテナを6本搭載し、広い住居や複数フロアでも安定した電波を届けられるのが特徴。
障害物の多い環境でも、6GHz帯やMLO(マルチリンクオペレーション)を活用することで死角を減らし、家中の隅々まで快適なWi-Fiを行き渡らせることができます。
寝室や2階などにも広範囲にWi-Fiが届くので、家の中にいればスムーズにインターネットを楽しめます。
Archer BE550 Proのデメリットと気になる点
Archer BE550 Proを導入して感じたメリットについては以下です。
Wi-Fi 7の性能は中堅どころ


Archer BE550 Proは、10Gbpsポートを備えた高性能ルーターである一方、フラッグシップモデルと比べると性能は中堅クラスに位置づけられます。
特に、DecoシリーズのBE75、BE85やArcher GE800、競合他社のハイエンドWi-Fi 7ルーターと比べると、最高速や同時処理性能では一歩譲る部分も…
最上級のインターネット環境(10Gbps必須)を構築したい場合、物足りなくなるでしょう。
接続デバイスにより速度が異なる


Wi-Fi 7の真価を発揮できるのは、対応デバイスを使った場合に限られます。
Wi-Fi 6やWi-Fi 5世代のデバイスでは、理論値通りの速度を得ることはできず、利用環境によっては期待値よりも速度が出ないケースもあります。特に集合住宅なんかがそう。
そのため、既存機器を使うユーザーにとっては、投資効果が限定的に感じられる点は注意が必要です。
まとめ|Archer BE550 Proをレビュー
Archer BE550 Proをレビューしました。
メリット | デメリット |
- コスパ最強のWi-Fi 7ルーター
- スリムでスタイリッシュなデザイン性
- 複数接続でも安定した通信が可能
- 広範囲に行き届く高性能アンテナ
- Wi-Fi 7の性能は中堅どころ
- 接続デバイスにより速度が異なる
最新のWi-Fi 7に対応し、10Gbps WANポートを備えた将来性の高いルーターは魅力的。
スリムなデザインと高性能アンテナで広範囲をカバーし、複数台接続でも安定した通信を実現します。
フラッグシップ機ほどではないものの、コスパの良さと最新性能を兼ね備えた一台としておすすめできます。