見た目がコンパクトなのに、性能は一流。
TP-Link Deco BE22は、最新規格のWi-Fi 7に対応したコンパクトなメッシュルーターです。
これまでハイスペックなメッシュルーターを使ってきましたが、「正直、これで十分じゃない?」と思わせるほどの性能を発揮してくれました。
見かけによらず、部屋中に設置することで快適に通信ができるDeco BE22を使ってみて、実際に感じたメリットやデメリットについて紹介していきます。
Deco BE22

総合評価
メリット
- 見た目がよくて部屋に馴染みやすい
- 日常使いに十分なWi-Fi性能
- 家じゅうどこでも簡単にWi-Fiが行き届く
- Wi-Fi 7ルーターの中でも価格が安い
デメリット
- 1パックでは高負荷な作業には不向き
- メッシュWi-Fiとしての設置も視野に入れる
- 『YOHAKU』運営者
- ガジェットレビューサイト
- 千葉県在住の30代
- 余白のあるシンプルな生活
TP-Link Deco BE22の特徴

TP-Link Deco BE22は、2025年8月27日に発売された最新のWi-Fi 7対応メッシュルーターです。
主な特徴としては、価格と性能のバランスに優れ、日常使いから快適な在宅ワーク、エンタメまで幅広くカバーできるのが大きな魅力。
最大3.6Gbpsの高速通信と低遅延を実現でき、動画配信や大容量ファイルのダウンロードもスムーズにこなせます。

さらに、シームレスAIメッシュにより、家中どこでも安定した接続を保てるのも強み。複数のユニットを連携させることで、まさに「家じゅう丸ごと快適Wi-Fi」を体感できます。
Deco BE22のスペック
サイズ | 150 × 150 × 62 mm |
規格 | Wi-Fi 7 |
対応規格 | 5GHz:IEEE 802.11be/ax/ac/n/a 2.4GHz:IEEE 802.11be/ax/n/b/g |
最大速度 | BE3600(合計 3.6Gbps相当) 5GHz:2882 Mbps 2.4GHz:688 Mbps |
アンテナ | 高性能アンテナ×4(内蔵) |
メッシュ機能 | TP-Link メッシュテクノロジー (AIメッシュ対応) |
Wi-Fi性能 | デュアルバンド/OFDMA/4ストリームデバイスを帯域ごとに最適割当/複数端末同時通信 |
高度な機能 | MLO(マルチリンクオペレーション)160MHz帯域幅/4K-QAM/Multi-RUAmazon Alexa&Googleアシスタント対応 |
セキュリティ | SPIファイアウォール/アクセスコントロールTP-Link HomeShield(IoT保護、悪意あるサイトのブロック、侵入防止、DDoS防止、ネットワークスキャン) |
外観デザイン

サステナブルパッケージで環境への配慮も見られる箱。さっそく中身を見ていきましょう。

説明書、ACアダプター×2、LANケーブルとなります。

この円形デザインのシンプルさ。


ルーターとしてはかなり薄型で、片手で持っても軽い。

底面は4箇所に滑り止め、接続時に使用するQRコードなどがあります。

サイド下にはジャック、LANポート×2、WPSボタンがあります。

実際に差し込むとこのような感じに。

本体サイズは、縦の長さがiPhone16とほぼ同じであるため、部屋のさまざまな場所に設置することができるので便利。

小型メッシュWi-Fiで家じゅう丸ごと快適に暮らせそうですね。
TP-Link Deco BE22を使って感じたメリット
コンパクトメッシュルーターDeco BE22を使ってみて感じたメリットは以下です。
見た目がよくて省スペースに最適

Deco BE22は、丸みを帯びたコンパクトなデザインが特徴で、サイズは約150×150×62mmとルーターの中でも小型な方。

お馴染みのホワイトカラーは、リビングやデスク、棚の上に置いても圧迫感がなく、インテリアに馴染むシンプルな外観に仕上がっています。

このように省スペース設計のため、置き場所を選ばず気軽に設置できるのも大きな魅力です。
日常使いに十分なWi-Fi性能

デバイス複数接続している割には安定しているなという感覚です。
動画のストリーミング再生やオンライン会議、複数デバイスでのネット利用やゲームなど、日常的なシーンでストレスを感じにくい性能を備えており、非常にお手頃です。

従来のWi-Fi 6よりも低遅延で応答性が高いため、ゲームやリモートワークにも安心して使えるレベルでした。
家じゅうどこでも簡単にWi-Fiが行き届く


シームレスAIメッシュ機能を搭載しており、複数ユニットを設置することで家中どこにいても安定したWi-Fi接続が可能。
部屋を移動しても自動的に最適なユニットへ切り替わるため、切断を意識せずスムーズに通信を続けられます。


通常のルーターでは、寝室に入ると若干速度が落ち安定性に欠けていましたが、問題なく接続できるようになりました。



広い一軒家や複数フロアの住宅でも、隅々まで快適なネット環境を構築できます。
Wi-Fi 7ルーターの中でも価格が安い


Wi-Fi 7対応のルーターは高価格帯の製品が多い中、Deco BE22は手頃な価格で導入できるのが大きな強みです。
最新規格に対応しながらもコストを抑えたバランス設計で、初めてWi-Fi 7を体験したい人やコスパを重視する人にとって選びやすいモデルとなっています。
「Wi-Fi 7のルーターには手が届かない」「メッシュWi-Fiって高いんでしょ?」と思っている方におすすめしたい製品です。
TP-Link Deco BE22のデメリットと気になる点
使う中で気になった点は以下です。
1パックでは高負荷な作業には不向き


1パックでの購入が可能なため、試しに1パックで仕事をしてみて感じたデメリットは、長時間の重たい作業に向いていないということです。
在宅ワークでPCをマルチに活用したり、画像・動画編集を同時に行う場合、若干通信が不安定。さらに、同時に別の部屋でYouTubeを観たりゲームをしたりすることで待機時間が長くなる傾向があります。


2パックであれば、各部屋にWi-Fiが行き届くため、安定性が増します。



購入を検討されている場合は、2パックが断然おすすめです。
メッシュWi-Fiとしての設置も視野に入れる


メッシュWi-Fiの特徴として、同じDecoシリーズをつなぎ合わせることでさらにパフォーマンスを向上させることができます。


現在のインターネット回線が1Gであれば問題なく使用できますが、Deco BE75やDeco BE85といった最上位のルーターと同時につなぐことで、より快適な通信環境を作ることも可能です。
Deco BE25との違いを比較


ほぼ性能が同じである「Deco BE25」との比較をまとめました。どちらも最上位モデルとして優秀ですが、細かい違いは以下です。
![]() ![]() Deco BE22 | ![]() ![]() Deco BE25 | |
---|---|---|
発売時期 | 2025 | 2024 |
Wi-Fi規格 | 最大速度:3.6Gbps 5GHz:2,882Mbps 2.4GHz:688Mbps | |
有線ポート | 1Gbps WAN/LAN ポート×2(WAN/LAN自動認識) | 2.5Gbps WAN/LAN ポート×2 (マルチギガ対応) |
バックホール | Wi-Fi + 有線の混合バックホール対応、MLO 機能搭載 | Wi-Fi + 有線バックホール対応、MLO 機能搭載 |
メッシュ技術 | シームレスAIメッシュ(TP-Link メッシュテクノロジー)対応 150台以上接続可 | |
セキュリティ | TP-Link HomeShield 搭載 (IoT保護・アクセス制御・悪意あるサイトブロック等) |
Deco BE22とDeco BE25はどちらも最新のWi-Fi 7に対応し、最大3.6Gbpsの高速通信が可能ということ。
違いは有線ポートにあり、BE22は1Gbpsポート×2、BE25は2.5Gbpsポート×2を搭載しています。
価格を抑えて導入するならBE22、将来の高速回線や有線接続を活かしたいならBE25がおすすめです。
- 1Gbpsポートのエントリー向け最新モデル
- 高性能とコスパのバランス重視
まとめ|小型メッシュルーター「Deco BE22」をレビュー
TP-Link Deco BE22レビューしました。
メリット | デメリット |
- 見た目がよくて部屋に馴染みやすい
- 日常使いに十分なWi-Fi性能
- 家じゅうどこでも簡単にWi-Fiが行き届く
- Wi-Fi 7ルーターの中でも価格が安い
- 1パックでは高負荷な作業には不向き
- メッシュWi-Fiとしての設置も視野に入れる
最新のWi-Fi 7に対応し、最大3.6Gbpsの高速通信やシームレスAIメッシュによる快適なネットワークを実現する本機は、日常使いから大容量のストリーミングまで幅広く活躍してくれます。
複数ユニットを組み合わせれば隅々まで安定した接続が可能で、初めてWi-Fi 7を導入する方にとっても扱いやすい設計なのがうれしいポイント。
Wi-Fi 7を手頃な価格で導入したい人にとって、まさに最新世代のスタートモデルといえるでしょう。