スタイリッシュな外観だけではない、超高性能ルーター「Archer GE550」をレビューします。
これまで、ハイエンドルーター「Deco BE85」や「Archer GE800」などを導入し、通信速度の改善がみられましたが、本ルーターを使ってからは「こんなに早いの…?」と思わせるほどの威力を感じました。
地域や環境により変動はしますが、集合住宅や1ギガ契約であれば、Archer GE550がベストな通信環境を作り出してくれます。
Archer GE550

総合評価
メリット
- 高機能でスタイリッシュなデザイn
- 通信速度が高速
- 低遅延でスムーズな接続が可能
- 複数同時接続でも安定
デメリット
- 10Gbps回線には非対応
- 『YOHAKU』運営者
- ガジェットレビューサイト
- 千葉県在住の30代
- 余白のあるシンプルな生活
TP-Link Archer GE550の特徴

Archer GE800は、最大9220Mbpsの超高速でWi-Fi 7に対応。快適なゲーム通信を実現します。

専用の5GHzゲーミングバンドに接続することで、混雑を回避しラグを抑え、安定した通信でゲームを楽しめます。
カスタマイズ可能なRGBライティングは、鮮やかな光を放ち、自分好みのゲーム空間を作り出すこともできます。




さらに、新機能「マルチリンクオペレーション(MLO)技術」により、デバイスを複数の帯域に同時に接続でき、より信頼性の高いWi-Fi接続が可能となりました。
ゲームに特化しつつ、仕事やプライベートにも最適なWi-Fiルーターです。
Archer GE550のスペック比較
本製品のスペックとハイエンドモデルのArcher GE800との比較は以下です。
製品 | ![]() Archer GE550 | ![]() Archer GE800 |
---|---|---|
Wi-Fi規格 | Wi-Fi 7 (BE9300) | Wi-Fi 7 (BE19000) |
最大速度 | 9.3Gbps 6GHz: 5764Mbps 5GHz:2882Mbps 2.4GHz: 574Mbps | 19Gbps 6GHz:11520Mbps 5GHz:4320Mbps 2.4GHz: 1376Mbps |
動作モード | ルーターモード / ブリッジモード(APモード) | ルーターモード / ブリッジモード(APモード) |
高度な機能 | 320MHzチャンネル / 4K-QAM / EasyMesh対応 / Alexa & Googleアシスタント対応 / IoTネットワーク | 320MHzチャンネル / 4K-QAM / Multi-Link Operation (MLO) / EasyMesh対応 / Alexa & Googleアシスタント対応 / IoTネットワーク |
有線ポート | 5Gbps WANポート×1 5Gbps LANポート×1 2.5Gbps LANポート×3 | 10Gbps WAN/LANポート×2 2.5Gbps LANポート×4 |
ゲーミング機能 | ゲーム専用ポート ゲーミングパネル搭載 RGBライティング | 強化版ゲーミングポート ゲーミング専用QoS RGBライティング |
想定ユーザー | コスパ重視でWi-Fi 7を体感したいユーザー | 超高速・多デバイス接続・本格ゲーマーやクリエイター |

外観デザイン

外観はスタイリッシュで、コンパクトな印象があります。

スリムなデザインは、棚の下やデスクの上など置き場を選びません。

上部は、冷却用通気口によって熱を逃す構造になっており、放熱性に優れパフォーマンスを維持します。

底面も同様、吸気効率を確保するための2CM高の脚部となり、長時間の稼働も問題ありません。より長く使える仕様になっているのはありがたい。

ポートや電源部は前述した通り、5Gbps WANポート×1、5Gbps LANポート×1、2.5Gbps LANポート×3、USBとなっております。また、手動でWi-Fi切り替えなども行えます。

ライティングも鮮やかでカスタム可能。ゲーミング空間にマッチした色合いを楽しめます。

片手でも持てるくらいのサイズ感のため、コンパクトに収納できる点も便利。
かんたん設定ガイド
専用アプリ「TP-Link Tether」をインストールすることで、簡単にセットアップできます。そのやり方について7つのステップを紹介していきます。
アプリでかんたん設定







設定が完了すると、ホーム画面はこのようになります。また、ゲームブーストやゲーミングポートの設定に関しては、専用のページで必要に応じて操作することができます。

マニュアルダウンロードや動画での設定方法は以下で確認いただけます。
超高速ゲーミングルーター Archer GE550をレビュー
Archer GE550を数週間使用して感じたメリットについて紹介していきます。
高性能ルーターの中でもコスパに優れ、価格以上の価値を感じました。

価格が高ければ良いわけじゃなく、自分の使い方に合うモデルを選ぶのが正解でした!
高機能でスタイリッシュなデザイン


実際に設置してみると、ゲーミングルーターらしい重厚感がありつつも、LEDの光り方や質感が絶妙で、デスク上に置いてもインテリアを邪魔しません。
ブラックベースのボディに赤・青・黄などの差し色がアクセントになっており、所有欲を満たしてくれる仕上がりがかっこいい。


正直、最初は「ちょっとゴツいかな」と思いましたが、実物は想像よりもコンパクトで、スタイリッシュな印象がありました。



ルーターは隠すものという概念が変わるほど、堂々と見せたくなるデザインでした。
アプリやサイトの立ち上げが高速


普段からブログ更新やクラウド作業が多いのですが、Archer GE550に変えてからページの読み込みやファイル保存の速度が格段にアップしました。
Wi-Fi 7対応ということで、特にiPhone16やM3チップ搭載のMacBookとの相性が抜群。
画像の多いWebページも一瞬で表示され、タイムラグをほとんど感じません。



ブラウザベースの作業が多い人にとっては、「これだけでも買ってよかった」と感じるレベルです。
混雑回避と低遅延でスムーズな接続
リビングや寝室など複数の場所でスマホやPCを同時に使う環境ですが、時間帯による速度低下がほぼゼロになりました。




トライバンド構成により、端末ごとに最適なバンドへ自動で振り分けてくれるため、混雑しやすい夜の時間帯でも快適です。
また、オンライン作業中に別のデバイスで動画視聴していても、通信が不安定になることはありません。
以前のルーターでは感じていたラグや画質落ちが一切なくなったのは大きな変化ですね。
複数接続でも安定した通信環境を実現


現在、家の中では10台以上のデバイスを接続しているのですが、それでも通信が不安定になることなく、どの端末でもスムーズにネット利用が可能。
Wi-Fiだけでなく有線LANの安定性も高く、仕事とプライベート両方で頼れる存在になっています。
Archer GE550のデメリットと気になる点
個人的には、使っていて大きな不満は感じていませんが、あえて挙げるとすれば「10Gbps回線に非対応なこと」が一番の注意点です。
もし、自宅が10Gbps回線であれば、Archer GE800をおすすめします。
10Gbps回線には非対応


10Gbpsの光回線サービスを契約している方にとっては残念ですが、本製品は10Gbpsには対応していないため、フルスピードでの通信はできず。
10ギガ契約を活かすには、10Gbps対応のWAN/LANポートを搭載したルーターが必要です。



本製品では最大5Gbpsまでの対応となるため、10Gbps回線を導入していても十分に性能を発揮することはできません。
Archer GE550がおすすめの人
Archer GE550は以下のような人におすすめのゲーミングルーターです。
- オンラインゲームをする
- 安定した通信環境を構築したい
- 在宅ワークでPCを使っている
- デバイスを複数接続してラグが生じる
- Wi-Fi環境をそろそろアップデートしたい方
まとめ|高機能ゲーミングルーターArcher GE550
Archer GE550をレビューしました。
メリット | デメリット |
- 高機能でスタイリッシュなデザイn
- 通信速度が高速
- 低遅延でスムーズな接続が可能
- 複数同時接続でも安定
- 10Gbps回線には非対応
実際に使ってみて、通信速度の速さ・安定性・デザイン性のどれを取っても非常に満足度の高いルーターでした。
とくに、Wi-Fi 7対応による爆速通信や、複数端末の同時接続に強い点は、在宅ワークやゲーム用途でも効果を実感できるでしょう。
一方で、10Gbps回線には非対応なため、将来的に10ギガ環境を導入予定の方は注意が必要です。
とはいえ、現時点での通信環境に不満がある方にとっては、導入するだけで一気に快適になる一台だと感じました。